明治二十三年八月二十六日(陰暦七月十一日)
山田伊八郎より家内の事情伺
さあ/\内々事情、家内事情、内々の処、さあ/\変わる/\。内々言うて居よ、事情早く事情聞いて早く、いかな事も理を聞き分けてくれ。古き道、一つの古き道、よく事情悟れ/\。聞き取ってくれ。一人やない二人やない、よく聞き取れ。身上に一つの理と言えば、よく/\尋ね来れば話そ。内々にはよく/\聞き分け。長らえて尽せど一つの理、内々そうであろうかなあ、分かり難ない。内々台、話しいかり聞かし、だん/\来る事情はいんねんという。いんねんの理を聞き分けば治まる。治まらぬはどういうものであろうという、いんねんの理を諭していて、いんねんの理が分からん。いんねんの道を通って了い、又内々いんねん聞き分け。いんねんという一つの理聞き分けて、たんのう事情聞き分け。たんのう一つの理を聞き分け。
押して願
さあ/\内々事情、長らく/\、年限経てば不自由日々思う。日々思えど諭せど、一つ/\理が重なる。重なればたんのう出けやせん。誠一つはぁちゃ受け取る処無い。不自由の理を思う。これだけの事、内々たんのうの中の不足という。これをよう悟りてくれるよう。さあ/\内々事情、長らく/\、年限経てば不自由日々思う。日々思えど諭せど、一つ/\理が重なる。重なればたんのう出けやせん。誠一つはぁちゃ受け取る処無い。不自由の理を思う。これだけの事、内々たんのうの中の不足という。これをよう悟りてくれるよう。