明治二十三年八月十二日午後八時
本席御身上願

さあ/\尋ね返やす。又さしづせにゃなろうまい、幾重さしづせにゃなろうまい。分からんか/\。さあ/\身の障り/\、歌のように聞くようではしょうも無い。どのくらい刻限聞かしてある/\。その場だけ/\理は無いと思う。なか/\いつにこうであって、思て居る者もある。歌のように思て居ては、ばったりより仕方が無いで。さあ/\尋ね出る。どんな事聞かしても分からん。前々一寸さしづ、さあ夜と昼と、夜昼、夜は判っきり分からん。夜という柔らかい事、さしづ何をすれど、昼その理さえ分かれば、思うようになる。どんな事でも自由自在。千に一つ悟りくれにゃならん、万に一つ悟りくれにゃならん。小人三才、一寸些かな事である。尋ね尚分からん、よう聞き分けにゃ分からん。
さあ/\身の障り/\、尋ねる話、その場に書き取りその場だけ、生涯のもの。聞く時後の心どうもならん。その場の結構は分かるけれども、後の結構は分からん。身の障り/\、幾日でも、どんなに休んでも、そのまゝ三才子供、放って置く事も放って置けよまい。

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