明治二十年十一月二十七日(陰暦十月十三日)
増野正兵衞足の先霜焼に付伺

さあ/\尋ね身上、何処に一つ心掛かり、どういう処身上行く処、あちらもこちらもめん/\思う心、どんと一つ治まり、理上どんと日々勤め日々通り、やれ今日は、今日は心一日、何事もやれ/\いう心、心掛かり無いよう治めて居れ。日々治めて居れ。おうよう事見て聞いて、身の処あちらこちらこう変わる。又々事情運び難ない。案じる処、身の処ではあるまい。日々暮らし、日々順序諭してみるよう。待って/\間違わん。だん/\道である。成程遅れても堅く、あちらへ踏み台。身上通る。だん/\道を慕う。多く心多く、一つ取り決まり、大き処、一つ事ある。どうなる、日々道、めん/\通る道案じる。道というは道がある。天然自然これだけ分かりた。どういう心配り、ほんに一年だけの道、二年だけの道が付いたかと、だんだん月々年々に開く開かん。順序遠き所この所同時や。判然善き事分かる。何も彼も掃除に掛かりて、それを知らずに取り取り払われた。あちらこちらも掃除するのや。善き事悪しき事分かりた。身処皆順序聞き、大き心を治めるよう。一寸話、さしづして置く。

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