明治二十三年四月十四日午後五時三十分
本部内成るだけ倹約する事等に付伺

さあ/\これよう何かの処を聞き分け。第一の事情は席の事情、一つ話掛ける。席というは三才の心、元より話たるなれどどうもならん。人間の心を混ぜんよう。三才の心若き者、女一人の事情に心を合わせ賄うよう。席の事情は三才扱い。いかなる事も尋ね、第一これから一条二条の処は言うまでやない。第一世界からいろ/\の話、日々に席順序の所へ届く/\。この席の所へ届く/\。どうしてもこうしてもどんならん。踏ん張ろうと思うても踏ん張られん。どもならんようになる。これから引っ返えして、長らえての事情難しい。一分通りを皆通してある。もう世上からどれだけの理を、どういう人気の理とも計り難ない。持って来る元日々の処という。世上へ道を踏み出す。一時急ぐ事情もある。走らにゃならん事情もある。急く事情は朝早くさえ出れば、その日は十分の理は運べる。又一日の日悠っくりの日もある。そうすれば世界から成程の道や、何処へ何にも掛ける事は要らん。教一つの道に間違う/\。誠一つの理を以てするならば、いか程の処でも抱えてやる。これから一時話たる取り決めたるなら、いつも変わらんよう。まことにどれだけの理が見えるやらこれ知れんで。

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