明治二十二年
加見兵四郎次女みき二才伺

さあ/\よう聞き分け。何を尋ねる。何を聞く。古き道である。それ/\順序諭し居る内一つの理、小児どういうものであろ。どうせこうせとは言わん。何ぼ尽せども尽す理によって分かり難ない。よう聞き分け。まあ/\銘々一条一つの心内々これだけ運べども、どういうものであろう。成程小人なる心得ん。よう聞き分け。身はかりもの・かしもの。綺麗に改め。一つ道通る。古き心思やん受け取られん。身の処尋ぬれば、又々理を聞かそう。改め一つの道、改め聞き分け。こうのう道を始めては、一つ大抵一つのこうのう銘々心の理、世界の理成る成らん、十分心得。一つ聞く見る。この理聞き分けくれねばならん。救けるならば、道改めて通るなり、よう聞き分け。外へ諭するふ分。たすけ一条、たすけ一条世界の理。日々の理は身の曇るない。真実何程曇りが掛かれば、速やかあっていかなる理ある。外のさしづせん。たすけ一条に取り直せ。余の儀は要らん。又々心と心が/\理、運ぶ改め。心理である。言わず語らず一つ理、古記こうのう、あの者なら世上世界の事情と同じ事。

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