明治二十二年九月十六日九時
宇野善助五十四才伺(十四五日前より腹中より、芯へこたえ障り、夜になると冷えるようになります、この段伺)

さあ/\身上一条尋ねる/\。身上理を尋ねるから一つの理もさしづしよ。どういうさしづ。難し事は一つも言わん。成程の理を諭そ。身上一つの理速やかなれば一つ、どれだけ理も一つの理。長らえて中一つの理、それ/\どういう事情であたぞ、日々思う/\。日々にあろ。人間という、だん/\話前々伝え置いたる処、身はかりもの心一つが我がの理。この事情分かれば、何かの事も分かる。めん/\一つ世上随分一つ皆一つ取り混ぜた。どういう第一思やん。一つ世界十分通る道という。十分蒔いた種、十分受け取る。幾重生まれ更わり/\、何度生まれ更わりの理、世上の理は生まれ更わりの理がある。幾何年何遍じゃ、めん/\一つの理が心に治め。生まれ更わり心治め。身上不足無きもの。難し事は一つも言わん。世界の理を同し一つの理。世界の理を心を治めれば、何にも案じる事は要らん。

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