明治二十二年八月二十四日午前九時
礒田源右衞門四十二才胸の悩み伺(元斯道会第二十一号講脇)
さあ/\身上一条だん/\理を尋ねる。思やん幾重どういう身上取る。心得ん。よう聞き分け。一寸の理は幾年という、何年という/\。心という、よう聞き分け。身上心得んという事である。皆内々一つの事情、長らえて/\一つの事情という事も聞き分けて居る。話する。諭する。めん/\案じて居る。話し諭する理、めんめん身上一つ癒し、理一時の処一寸案じて居るであろう。案じる事は思わずして、いつ/\の事情生涯末代、いつ/\一つの事情治め。身上案じてどうもならん。よい思やん出ん/\。計り難ない思やん出る/\。よう聞き分け。一代の理が末代いついつの理。世界の理を見てたんのうの理治めと、諭し置くと。