明治二十年十月十六日午後二時
梅谷四郎兵衞願

さあ/\幾重尋ねる。順序道を諭しある。治まり治まらん。一つの心分かる。難しい事は言わん。日々の処いかなる処、難しならんで。何かの処違わん。めん/\幾重思案難しい。よう聞き分け。もう一寸年明ける。前々処、居るにも居られん。いかなる事情、しんと/\談示日もあろう。日柄一つ満ち来ん。どうでもこうでも道が付いたる。一つ成ると成らん日柄拵えある。ひながた通り、どうでもこうでも成るなれども、遅れ/\、しん一年まれ一年。もう三年日柄順序、これで一つたんのう。細い/\道あれば、明るい所、道が分かるという心、たんのうして、さあ/\一日々々ところ切って、一つ道分かる。聞いて心改め。一日々々出て来る。前々道を待って、一日々々避くるがいゝ。

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