明治三十三年七月十日
船場分教会類焼に付一同御詫びの上、あと/\心得のため願(去る六月二十七日東手なる紙屑屋より出火類焼に付)

さあ/\尋ねる事情/\、皆それ/\心を以て尋ねる。事情いかな事情であろう、どういう事であろう、と思うは一つ理なれど、よく聞き分け。一つ諭そう。まあ一時初めて理を下ろし、理の下ろしの初めの台とも言う。それより細々事情から、だん/\事情集まりて事情、未だ/\事情、それ/\皆こうのう有る無きはあろまい。皆与えたる理、又一時尋ねる事情、心に掛けな/\。影にも思うな。十分すっきりしたら、十分した芽を吹かす。すっきり洗い替え。しっかり心を寄せ。何年以前こういう事あったでなあと、今にも、おうそうやなあと芽を吹かす。

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