明治二十二年五月十四日
岡本久太郎長男太助十一才身上願
さあ/\小人障り、どういう事分かろまい。幾重思案分かろまい。小人の身の障り、広く中これまでの処、まあ/\よう/\の処経ち越え、これより一つ遠く所、所々一つ/\理がある。さあ/\始める。治める/\。小人障り前々どう、一時小人の障り思案分からん。一つ話しよ。これまで内々事情捨て置き、一つ所々一つ道を始め掛ける。よう事情聞き分け。身の障りどういう事を急いで出る。身の処治まる。又出る。前々身の処鮮やか、又障り、尋ね出る。よう聞き分け。身上一つ事情、事情あるから尋ねる。深き理を聞かそ。多くの中、互い/\治め合い。遠くどれだけの理がある。所か、急がしい。一つ所に早う一つ/\急ぐ処から片付ける。深き事情治め。この事情さい治めるなら、深き理が治まる。急く一つの理がある。程無く、所々理が忙わしい。皆話聞く中、内々事情今までの事情思う。一つこれまでの処/\/\急がしい。どうでも尽さにゃならん。遠く所/\一つ理を治め。一時急がし、忙わしい。今に事情始まる。一つ事情治め。内々いつ/\までやない。今の今急がしい。小人一つの身の障り処、早くさあ/\、一時々々。