明治二十二年三月十二日午前八時三十分
筒井善三郎三十五才(元斯道会第三十八号周旋方江州甲賀郡北脇村)

さあ/\これまでの処/\、だん/\の席一日の席/\生涯の席、生涯の理はよう聞き分け。難し事は言わん言えんの理を聞き分け。人間というものは、身はかりもの心一つ我がもの、たった一つの心より日々どんな理も出る。どんな理も受け取る中に、一つ自由自在という理を聞き分け。常に誠の心あれば内々睦まじいという理を出ける。世界成程の内や、成程の人やなあ、と言う。それ自由自在。又人を救けるという、真の心の誠の理が人を救けると言う、救かると言う。この二つの理を一つにめん/\心に治め。内々も心に治め。これよりたすけ一条のためこうのう一つの理を授けよ。さあ/\あしきはらいたすけたまへ天理王命、と、これ三遍唱えて又三遍々々々三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ/\/\。

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