明治二十二年頃
松村亀次郎の伺

さあ/\案じる事は要らんで。案じるから案じが回る。案じが回るというは、銘々一つの道を付いてある。前々よりの聞かしたる道が付いてある。今一時処、身に一つの不足が付く。その日が来る。近づく所が変えて内々の者もこうなるが、皆々こういう道も見えるがと思うて、内々の者も定め。身に何でも無けりゃ尋ねはせん。案じる処が違う。一つの理を聞かす/\。これはどうや知らん/\と思う。人間の心するのか/\どうもならん。この理が分からん。神に難儀さそう/\という神は無い。それでは健康そこい/\の日になれば、何を案じるやら知れん。案じは無いで。案じれば案じが回る。

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