明治二十二年十一月三十日(陰暦十一月八日)午前九時半
上田ナライト身上願(これまで一身暮らし(独身生活)という事をお聞かし下れしが、やはり一身暮らしで越すものでありましようや、夫を持って越すものでありましようや、如何の願)

さあ/\実際々々、元より一つの話、元々の話というは、よう聞き取れ。前々話伝え、一身一人の暮らしという。いつ/\までも十分、いかなる道も通した。一つの道からどう成ろうと、日々一つの思やん。前々理を伝えたる処、まあ一身暮らしで神の守りと聞いたが、今の一時でどういう理であろうと思うやろう。実々思案すれば、分からんやあろまい。理に変わりた理はあろまい。一身暮らしという理を諭してある。前々より話てあるを、事情が変わりたなあと思う心を出さんよう。
これからは先が長い。一身暮らしのあたゑはどういう事やろと思うやろう。影は見えん、姿は見えんと思うやろ。なれども一身暮らしの理は、立てゝ貰いたい/\。さあ/\親にさづけ渡すで/\。さあ/\受け取れ/\。さづけ渡そう。
さあ/\さづけ/\、かんろうだいのさづけを渡そう。心置き無う受け取れ。かんろうだいのさづけ渡そう。さあ/\さづけ/\、かんろうだいのさづけを渡そう。心置き無う受け取れ。かんろうだいのさづけ渡そう。
桝井伊三郎より、かんろうだいとはどういう御手にやと御尋ねすれば
さあ/\雛形通り/\/\。さあ/\雛形通り/\/\。

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