明治三十一年四月二十九日
下東冨太郎身上願
さあ/\尋ねる事情/\、身上の事情、さあ第一事情尋ねる。一つどういう事であろう、どうでも成らん/\と言う。どれだけ諭すれど、聞かすれど、身上鮮やかならん思う。成らん事情尋ねる。尋ねるは一つ諭し置こう。よう聞き分け。早く諭さにゃならん。長らえて成らん道通る。よう/\と思う。身上いかな事と思う理であろ。よく聞き分け/\。一時の処、余程大層。事情大層はいかな事情々々諭し置こう。何をしたんと、こんな事と思わず、これまで運ぶ事情受け取りてある。受け取りてあれば、身上どうと思う。思う処取り直し、早く伝え。尽した理は将来末代理。身上事情よう聞き分け。何でも無くば何とも無い。長らく道通りた理は、将来末代という心定め。末代と一代と、ころりと違う。この理聞かして、心にたんのうさゝにゃならん。