明治二十九年二月二十三日
増野正兵衞身上の願
さあ/\身の内よりとんと心得ん尋ねる。身上の処一時どうではなき理であろう。めん/\の理がある。多くの中に理がある。多くの中の理を一人の理で治める事は出けん。これまでこれで安楽によいの理は世界にある。細く思えば細くなる。太く思えば太くなる。それ/\の取扱い諭し合い、尋ねてそれからの理、それからの理尋ねたら、何時でもどんなさしづもあれば、あっちこっち漸くの理から尋ねる。日日の処どうしたら如何で御座るかと尋ねる。さしづの理を集めてすればよい。どうがよかろう、こうがよかろう/\の理を集めて尋ねたら、さしづは後の間じゃ。これ一つさしづして置くによって、聞き分けてくれ/\。