明治三十一年十二月一日
増井りん五十六才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、どうも身上に一つ不思議やなあ、心得んなあと思う事情、聞かにゃ分かろうまい。他に一つ事情、外なる所と言えば、身上はそのまゝ、長らえて/\、第一所にて一つ一時ならんよう処から、日々一つの理が、日々処結構は、これは言わいでも心に思うかなれど、身上鮮やかやならん。外ならなあ、直ぐとはなあと思う。十日二十日悠っくり/\、外ならそのまゝなあ。世上には幾人ある。事情から聞き分け。外であったらまあと言う。さあ/\楽しんでくれ/\。五日、半月くらいで/\、未だしいかりならんと言う。未だ/\楽しみ/\、これ一つよう聞き分けてくれるよう/\。

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