明治二十七年二月十四日夜
増野正兵衞身上歯の痛みに付願

さあ/\尋ねる事情/\、堪えられん事情でのうて、心に忘れられん。尋ねるから諭す。身の悟りという、尋ねてこうと治まれば身上治まるが、さしづよう聞き取れ。なか/\の事情一寸大望々々の中、掛かるや否やよう/\治まる。心いかなる不思議速やか出来上がりたる。後々不思議諭し掛ける。一寸には行かん。未だ急ぐやない。なれどよう事情聞き取れ。一所や二所では行かん。身上から尋ねたら、こういうさしづがあった、さしづから治めて世界事情。今日の事情隠そうにも隠されん。成程の理は八方と言う。よう/\治まり又後々と言う。めん/\に一つの事情があって尋ねたら、こういうさしづがあったと、皆んなに諭してくれにゃならん。第一の処身上にこれだけ身上に掛かれば、何が間違うのであろうと思う。身の障りという、体内の事情なら案じる。どうなりこうなり一日の日に治まる処、始め掛けたる年限の間、今日一日までの処よう思やんしてみよ。軽き時は思うなよ。軽き身ではない程に。これまで尽した処、一粒万倍の理に返やすと諭したる。どういう事見る聞く。どっから何の理も無きによって、身上も案じる事要らんと言う。あと/\と後々の席、又々刻限にも知らす。さあ/\僅かの事情/\。

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