明治二十六年三月二十九日
桝井政治郎妻スヱ二十七才身上願
さあ/\尋ねる事情/\、身上に一つ心得んという処尋ねる。一時事情、事情一つ理という。一寸事情身上余程大層思う。又大層と言えば案じる。なれど案じる事要らん。一寸大層案じる事は要らん。一時速やか及び難ない。なれど案じる事要らん。事情一時速やか。一寸遅れる。案じる事要らん。何も間違いは無い。事情はさしづ以て、それ/\治めて居る。何がどうではない。よう聞き、余程分からずして、一時事情知らず/\、事情は前々事情、しいかり改めて、いかなるも早く、一つ聞かしてくれるがよい。