明治二十七年八月三十日
蔵貫芳之助伜芳太郎身上願

さあ/\尋ねる事情/\、いかなる事も尋ねる。身上長らえて困るであろ。どういう事も聞き容れて居るやろ。内々こういう事になれば、事情世界どうと、心に日々掛かるやろ。事情無くば、何ともあろまい。よう聞き分けにゃならんで。何故成るとは更々の理に持たず、皆んないんねん為す業。前々幾重の道、今一時改めて日々通る道より、よう思やんして、何故なぁとは必ず/\思わんよう、持たんよう。内内諭すいんねんの理より、しっかり一つ定めてくれるよう。

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