明治二十六年三月九日
飯降さと左の乳の下痛み、寝返りも自由ならざるに付願
さあ/\尋ねる事情/\、身上に事情心得ん。どういう事身上から知らし置こう。一日二日を以て万事取り扱い取り持ってくれにゃならん。年限待って事情。内々では治まらん。世界大きい取れば大きいもの、たゞ一時の処、内々から一つの事情も無けりゃならん。内々談じよく聞き取れ。まあ一時の処計り難ない。どうこうと定められん。前々諭したる。一名一人の事情ですれば治まらん。万事談じ合い、席内内一軒一人の理では治まらん。こうせにゃならんか話し合い、大望な事は要らん。一寸の事にして顔見ておうと言う事情に治め。話したら大変事情にて治まらん。この事情を諭し置こう。