明治二十四年四月二十日
上田ナライト身上事情願
さあ/\尋ねる/\/\。尋ねる事は一つもあらせん。尋ねるまでのもの。この道いつ頃からの道、思やん。神はどうせにゃならん、こうせにゃならんとは言わん。理を聞いて成し来たる道。何でいずんで居る。何が間違う。人々心めん/\の心、何程やろうと思ても嫌と言えばどうもならん。日々やろうまいと言うても、尽す理によって、与える一つ理が変わる。どうでも忘れられん。これ一つからどうでも退かん。誰がどうする、あれがどうする、何程尽してもどうもならん。多くの中誰々と治め難くい。ようこそという理は治まる。何程どうしてやりたいと思えど間違う。思い詰めたる理、代々一代経ち来たる危うき一つ、それより洗い替えよく分け。この道という、これ変わりた道とは言えまい。一つ/\理を諭して、理を治めて、いつ/\まで艱難の道通れと言うやない。それ/\深き中いんねんの理を寄せて働き。これよう聞き取りて、諭しくれねばならん。