明治三十六年十月十五日
撫養分教会土佐卯之助の娘タツノ十九才富松の次男猶造二十一才と縁談の願

さあ/\尋ねる事情/\、縁談一条、さあ/\尋ねる処/\、今一時の処、どうしてこうして要らん。いかなる事も事情諭し置くによって、さあ/\聞き取れ。縁談という。一時処別々の事情に急く事要らん。急いた分にゃならん。暫くの処じっと/\。急けば身上という、身上に掛かる。さあよう聞き分け。長くの事情、いかなる事情、一つ心という、理という、長く楽しみ。又々事情々々急く事要らん/\。急いた分にゃならん。これだけ諭したら、いかなる事も分かるやろう。
押して、しばらくじっとする願
なあ急く事要らん/\。急いた分にゃ何もならん。急いてはどうもならん。時という、旬という。年限の相当と、又もうこれなあ何十になあ、もう何もという日を待て/\。なあ急く事要らん/\。急いた分にゃ何もならん。急いてはどうもならん。時という、旬という。年限の相当と、又もうこれなあ何十になあ、もう何もという日を待て/\。

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