明治三十三年一月二十二日
松尾芳松四十才居所障り伜雄太郎目の上の出物願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ/\内々に一つ事情身上に掛かり、いかな理であろうと思う。まあ内々事情から諭す。年限長らい一つ/\通り思い掛け無き事情、道理諭す。よく聞き分け。内々事情あったら、どうもならん。他に事情諭して、たゞ言葉一つの理で身上捌ける理、聞き分け。仮名な理。どうせこうせこれは言えん。そこで聞き分け。どういう理以て運ぶやない。たゞ仮名な理から、鮮やか理世上理あんのであろ。よう聞き分け。内々何でもこういう事であろ、どういう事であろ。内々聞き分け、よう聞き分け。年限の内にも豊作もあれば不作もある。この理から聞き分け。他に一つ道理、見れば恥かしいなあ、無いよう。将来結んだ理は末代理である程に。そこで内々たんのうしてくれるよう。

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