明治三十三年十二月四日
藤橋光治良三男光信一才身上願

さあ/\尋ねる事情/\、さあ事情、小人にどうも身の処心得ん処尋ねる。尋ねるから順序諭す。小人何故と言う。どういう事と言う。一つ楽しみの際、こういう事と思うなれど、一つ諭すによって、心しっかり定めてくれ。こうして今までという理分かる/\。まあ/\楽しみ中、こんな事と思う。そら思うやない。小人障る障る。第一これまでどんな事も聞いて居る。いかな大難も小難という。よう聞き分けくれ。理を案じてはなろまい/\。どうこうなったら子供はほんに可愛いなあ、可愛いなあ、親々親は子は可愛いなあ、治まったら世界の子可愛いなあと、この心定めてくれ。これだけ一寸話して置こう。

FavoriteLoadingお気に入りに追加

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です