世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」が発表した宿泊施設満足度ランキング「日本の旅館部門2026」で、大分県・湯平温泉にある「旅館 山城屋」が見事第1位に選ばれました。
この名誉ある評価の裏側には、夫婦二人三脚で歩んできた「おもてなしの心」を大切にする道のりがありました。今回は、同旅館を営む二宮謙児さん・博美さんご夫妻の歩みをご紹介します。
創業54年の老舗旅館、危機を乗り越えて
「山城屋」は1972年、博美さんの父が開業した歴史ある旅館です。かつて多くの湯治客でにぎわった湯平温泉も、時代の流れとともに観光客が減少。経営不振という困難に直面しました。
転機が訪れたのは、二宮さんご夫婦が旅館へ移り住んだときです。持ち前の行動力で、イベント企画やホームページ作成など、地域の魅力を発信するために奔走。特に謙児さんが代表に就任してからは、外国人観光客への対応を強化しました。
- 多言語対応のホームページ作成
- 温泉の入り方や日本文化を解説する動画の制作
- 宿泊客の国籍・年齢に合わせた献立の工夫
「少しでも安心を」という、信仰に基づいたおもてなし
「少しでも安心してもらいたい」――その一心で続けられた接客は、多くの宿泊客の心を打ちました。コロナ禍という厳しい状況下でも、「ランチ営業」や「立ち寄り湯」など新たな挑戦を止めず、ついに2026年、満足度ランキングで日本一の栄冠を手にしました。
謙児さんはこう語ります。
「地方の小さな旅館だが、お客さまに評価していただいたおかげで第1位に選ばれ、率直にうれしい。これからも『また行きたい』と思ってもらえるような宿を目指すとともに、『山城屋』だけでなく、湯平温泉がより多くのお客さまに来ていただけるような場となるよう頑張りたい」
自分たちのことだけでなく、地域全体の繁栄を願うその姿は、まさに周りの人々へ喜びを広げる「陽気ぐらし」の精神を体現しているようです。夫婦の絆と温かいおもてなしが紡ぐ「山城屋」の物語、ぜひ詳細もご覧ください。
元記事(“おもてなしの心”大切に 日本の旅館満足度第1位 – 湯平温泉「旅館 山城屋」を営む二宮謙児さん・博美さん | 天理時報オンライン)はこちら



