大分県由布市にある「湯平温泉」。この地に店を構える老舗旅館「山城屋」が、世界最大の旅行口コミサイト「トリップアドバイザー」が発表した「日本の旅館部門2026」で見事第1位に輝きました。
長年、地元のようぼくとして歩まれてきた二宮謙児さん・博美さんご夫婦が、どのようにして多くの外国人観光客の心をつかむ宿を作り上げたのか。その軌跡をご紹介します。
時代の波を越えて――夫婦二人三脚の挑戦
創業54年を迎える「山城屋」は、博美さんの父が始めた旅館です。かつて湯治場として賑わった湯平温泉も、時代の流れと共に観光客が減少。経営が苦しい時期もありましたが、二宮さんご夫婦は「山城屋をなんとかしたい」との一心で、30代で移住を決断しました。
お二人の挑戦は、まさに「相手の立場に立った心づかい」の連続でした。
- 外国人観光客向けの多言語ホームページの整備
- 温泉の入り方や日本の作法を伝える動画の作成
- 国籍や年齢に合わせて献立を変える、細やかなおもてなし
「少しでも安心してもらえたら」。そんな誠実な接客が口コミで広がり、コロナ禍という困難な時期も新たな工夫を重ねながら、ついに日本一の評価を勝ち取ったのです。
「また来たい」と言われる場所を目指して
今回の快挙に対し、謙児さんは次のように語っています。
「地方の小さな旅館だが、お客さまに評価していただいたおかげで第1位に選ばれ、率直にうれしい。これからも『また行きたい』と思ってもらえるような宿を目指すとともに、『山城屋』だけでなく、湯平温泉がより多くのお客さまに来ていただけるような場となるよう頑張りたい」
謙児さんの言葉からは、自分たちの宿だけでなく、地域全体が活性化することを願う温かい心意気が伝わってきます。信仰者として、また一人の旅館経営者として、誠実に歩み続けるお二人の姿は、私たちに多くの勇気を与えてくれます。
二宮さんご夫婦のこれまでの歩みや、より詳しいエピソードについては、以下の元記事もぜひご覧ください。
元記事(“おもてなしの心”大切に 日本の旅館満足度第1位 – 湯平温泉「旅館 山城屋」を営む二宮謙児さん・博美さん | 天理時報オンライン)はこちら


