子育ての悩み、誰しも一度は抱えたことがあるのではないでしょうか。もし、その悩みが「言葉にできない不安」だったら……。今回は、重い障がいを抱えて生まれた三男との日々を通して、「祈り」の確かな力を実感したあるお母さんの体験談をご紹介します。
この記事は、天理時報の連載「わたしのクローバー」から、甲京分教会長の夫人、辻治美さんのお話です。
出口の見えない不安と、心に決めた「おぢば」への道
16年前、待ちに待った四人目の出産。しかし、生まれた三男はてんかんを発症し、NICU(新生児集中治療室)への入退院を繰り返す日々が始まりました。首もすわらず、目も合わない。健やかな成長を願う親として、言いようのない不安が募ります。
「この子を幸せにできるのだろうか」。そんな迷いを抱えた辻さんが選んだのは、天理教の教えを学ぶ「修養科(しゅうようか)」への入科でした。
修養科とは、人生のさまざまな節目に自分の心を見つめ直し、天理教の教えを学んで心の修養に励むところです。17歳以上なら誰でも入ることができ、人間創造の元の場所である「おぢば」で3カ月を過ごします。
周りの祈りに包まれて—変化した息子の笑顔
幼い二人を連れての修養科生活は、決して楽なものではありませんでした。しかし、そこには同じように心を磨こうと集まった仲間や、詰所の方々の温かい支えがありました。
毎日の神殿での祈り、保育士さんや仲間による「おさづけ(病の回復を願うお取次ぎ)」。「ありがたい」と感謝の心で過ごす中、三男に変化が訪れます。おさづけを受けるたびに目を合わせ、ニコニコと笑うようになったのです。その笑顔を見たとき、不安は感謝の涙へと変わりました。
感謝を胸に、これからも「たすかり」を願って
今では16歳になった三男。その笑顔は、今も変わらず家族の癒やしであり続けています。「相手を思う祈りには確かな力がある」。息子さんが教えてくれたその真実を胸に、辻さん夫婦はこれからも人のたすかりを願い、おさづけを取り次ぐ日々を歩んでいます。
親子の深い絆と、温かな信仰の物語。ぜひ、全文もあわせてお読みください。
元記事(祈りに包まれて – わたしのクローバー | 天理時報オンライン)はこちら


