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明治二十八年十二月十六日
本部の大裏地所土均らし願 おさしづより引用

明治二十八年十二月十六日
本部の大裏地所土均らし願

さあ/\尋ねる処/\、事情追々皆寄り集まる処、どうも狭うてならん/\と言う。どうなりこうなりそこい/\始め掛けたる。一時以て尋ねる処、それはぼつ/\に掛からにゃならん。何時多分の人、どれだけ人が寄るとも分からんで。これも一寸話して置く。そこい/\一寸出来掛けたる。それは十分に均らし、一時これだけというは囲いもせにゃならん。そこでだん/\又尋ねるなら、思うようになる。地均らしは、それ/\こうして置こうというだけは許し置こう。

同時、十年祭かぐらづとめは、かんろだいにて致しますや伺

さあ/\尋ねる処/\、元々一つ掛かり掛けたる所がある。所が変えてこうという。広くと思う処、一つ始め掛けたる所がある。皆んなそれ/\分からんながらの話伝えたる。あちらも一寸聞き分け、こちらも聞き分け。よう/\の理に成り掛けたる。結構やなあと言う。よう/\出け掛けただけ所を変えてこうという処始め掛け。元元芯という理は変える事出来ん。広い所でしたら、と思うは理なれど、元々狭い所より始まりた。十年祭と言えば、仕舞のように思う。未だ/\掛かり、広い所一寸拵えた。同じやしきと言えば満足するやろ。

押して、祭式だけ北裏空地にて行う事

さあ/\それは構わん/\。一つの芯の理にかゝわらん。身分相応の理もあるやろ。それは構わん。

同時、本部十年祭より一箇月あとにて各分支教会十年祭行う事

さあ/\それはもうこれ話の通り理である。身分相応と言うたる理で分かるやろ。何処其処はどうしたさかいにどうせんならん、と思わんよう、言わんよう。治まる処真の理だけ受け取る。

同時、十年祭の時おつとめ人衆着物黒紋付紬(つむぎ)にて新調する願

さあ/\尋ねる処/\、それは心に委せ置こう。成らん事せいと言うた処で出来やせん。これだけこうしたらと、楽しんでする事は許し置こう。

引き続いて御諭し下さる

さあ/\一寸万事の事に話して置こう。思うように付いて行かる、来られるという理を諭す。今尋ねた処は心だけ許し置いたる。揃えてこうしようどうしようという理は決してならん。思うだけ心だけの理を受け取るのや。思うようにして楽のようにするのやない。成らん事せいと言うのやない。これだけの理に慎みの理に持ってくれにゃならん。

おさしづより引用