皆さんは、誰かに自分の思いを伝えようとして、言葉に詰まってしまった経験はありませんか? 伝えたいことが溢れているときほど、整理がつかなくなることもありますよね。
今回は『天理時報』の人気連載「おやのことば・おやのこころ」から、人との対話や教えを伝えることの大切さについて深掘りします。
「伝わらない」を乗り越える、寄り添いの対話
ある日、友人から結婚式での両親へのスピーチを添削してほしいと頼まれた執筆者。届いた原稿は想いのこもった素敵な内容でしたが、少し意図が伝わりづらい箇所がありました。
指摘を受けた友人は「やっぱりか」と納得した様子。その後、二人で対話を重ね、言葉に埋もれていた「本当に伝えたい思い」を一つひとつ紐解いていきました。
執筆者はこの体験を振り返り、こう綴っています。
迷いながら書いた文章というのは、どうしても読みづらいものになってしまいます。そこを無理やり変えさせるのではなく、思案を深めて気持ちを整理し、納得したうえで自ら変えてもらう。これは信仰談議でも同じことがいえるでしょう。
にをいがけは「自らの成長」への一歩
お道では「にをいがけ(教えを伝える活動)」を大切にしています。教えにある以下の言葉は、まさにその姿勢を教えてくれています。
六ッ むりにどうせといはんでな そこはめい/\のむねしだい
(「みかぐらうた」七下り目)
相手を無理やり動かそうとするのではなく、自分自身の胸一つ(心一つ)で、誠の心を伝えること。未熟だと感じる自分であっても、一生懸命に思いを届けるその過程こそが、何よりも大きな成長の糧になるのです。
9月は「にをいがけ強調の月」。少しずつ涼しくなり、活動しやすい季節がやってきました。動いた分だけ、伝えた分だけ、心に豊かな実りが得られるはず。布教と求道の志を胸に、一歩を踏み出してみませんか。
今回のエピソードの詳細は、ぜひ元記事でご確認ください。



