「自分には何ができるだろう?」と、日々の布教や活動の中で立ち止まることはありませんか?
今回は、28年もの長きにわたり、神戸拘置所で教誨(きょうかい)師として活動を続けてこられた兵庫県・西神明分教会長の後藤正敏さんが、その功績を認められ「藍綬褒章(らんじゅほうしょう)」を受章されたニュースをご紹介します。
法務省の委嘱を受け、厳しい環境にある方々と向き合い続けてきた後藤さんの姿勢からは、現代を生きる私たちが、家族や職場、日常の人間関係を大切にするためのヒントが詰まっています。ぜひ最後までお読みください。
3行でわかる!今回のポイント
- 西神明分教会長の後藤正敏さんが、28年にわたる教誨師としての活動により「藍綬褒章」を受章。
- 父の遺志を継ぎ、神戸拘置所で「かしもの・かりもの」の教えを伝え続けている。
- 「一期一会」の精神で相手に接し、常に感謝の心で勇んで務める姿勢が多くの感動を呼んでいる。
「一期一会」という心づかい
教誨師とは、刑務所や拘置所などで、収容者の悩みを聞き、信仰や道徳に基づいた話をする活動です。後藤さんは平成10年、この役割を務めていたお父様の遺志を受け継ぎ、以来28年間にわたって活動を続けてこられました。
後藤さんが大切にされているのは「一期一会」の心です。相手がどのような状況にあっても、その出会いを一生に一度のものとして、誠実に向き合い続けてこられました。その中で伝えているのが、天理教の教えの根本である「かしもの・かりもの」です。
かしもの・かりもの:私たちの身体は、親神様からお借りしているものであるという教え。この事実に気づき、感謝の心を持つことで、心に余裕が生まれ、人生を前向きに捉えられるようになります。
「親神様が常に導き、お育てくださっている」という確信を胸に、相手の心に寄り添う後藤さんの活動は、単なる指導ではなく、相手の心に光を灯す「ひのきしん」そのものと言えるのではないでしょうか。
感謝の心で「勇んで」務める
令和元年には法務大臣表彰も受けられた後藤さん。今回の受章に際しては、このように語られています。
「元気で務められていることが有り難い。これからも感謝の心を持って、勇んで教誨を続けさせていただきたい」
何十年もの活動を、重荷としてではなく「有り難い」と受け止め、これからも「勇んで」務めようとするその姿に、私たちの活動のあり方を考えさせられます。周囲を照らす明るい心こそが、周りの人を導く一番の近道なのかもしれませんね。
詳しい内容をチェックしよう
この記事ではご紹介しきれなかった詳細や、受章に至るまでの歩みについて、ぜひ公式サイトの元記事でも確かめてみてください。
元記事(一期一会の気持ちで相手と接し – 藍綬褒章 兵庫の後藤正敏さん | 天理時報オンライン)はこちら
後藤さんの歩みから、私たちも今日からできる「温かい関わり方」を学んでいきましょう!
