皆さんは、天理大学や天理図書館が、実は日本の歴史において非常に貴重な資料の宝庫であることをご存知でしょうか?
今回ご紹介するのは、先日開催された「天理きりしたんシンポジウム」の様子です。「きりしたん」と「天理教」の意外な接点や、私たちの先人が大切に守り伝えてきた教えの背景を知ることで、教理への理解や、布教のヒントが見えてくるかもしれません。歴史好きの方はもちろん、教会の未来を考える若い世代の方にもぜひ読んでいただきたい内容です。
3行でわかる!今回のポイント
- 天理図書館が所蔵する「きりしたん版」は、国の重要文化財に指定されるほどの超貴重な資料!
- かつて二代真柱様が「異文化伝道の先例」として、海外布教師のために熱心に収集された歴史がある。
- 最新のシンポジウムでは、専門家たちが集まり、きりしたん文化の受容と排除の歴史について深く議論が交わされた。
「きりしたん版」と天理図書館の深い縁
16世紀末から17世紀初めにかけて、イエズス会によって日本で刊行された書籍を「きりしたん版」と呼びます。江戸時代の厳しい弾圧によって多くが失われてしまいましたが、天理図書館が所蔵する国字の「きりしたん版」6種7点は、国の重要文化財に指定されています。
なぜ天理にこれらの貴重な資料があるのか。その理由は、二代真柱様が天理外国語学校(現在の天理大学)を創設された当時の精神にあります。三濱図書館長は講演でこう語りました。
海外布教師養成のため、異文化伝道の先例として、キリスト教、とりわけ近世日本のカトリック布教に学ぶ必要があった
布教伝道の大先輩とも言える方々の足跡を学び、自らの布教の糧とする。この真摯な姿勢が、今私たちが目にする貴重な資料の数々を残すことにつながったのです。
学びを現代の布教へつなぐ
今回のシンポジウムでは、総勢12人の研究者が登壇し、「きりしたんの受容と排除」というテーマで熱心な議論が交わされました。過去の歴史を客観的に見つめ直すことは、現代の私たちが教えをどのように伝えていくか、という課題にも示唆を与えてくれます。
私たちの手元にある教えを、いかにして現代の人々に届け、心に響かせるか。先人が遺してくれた「学びの姿勢」に触れ、改めて自分たちの活動を見つめ直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
詳しい内容や全文は、ぜひ公式サイトをご確認ください。
元記事(きりしたん研究者が天理大学で発表 – 天理きりしたんシンポジウム | 天理時報オンライン)はこちら
