「もったいない」のその先へ。物との向き合い方が心にゆとりをくれる話

モノが溢れる時代だからこそ、大切にしたい「心」の習慣

ふと気づくと家の中に物が増えていて、「片付けなきゃ」と焦ることはありませんか? 新しいモデルが出るたびに買い替え、まだ使えるものを「古くなったから」と手放す。そんな消費のサイクルに、なんとなく息苦しさを感じることは誰にでもあるはずです。

今回は、そんな日常のモヤモヤを解消するヒントとして、ある教会長夫人の心温まるエピソードをご紹介します。物を大切にするとは、単に溜め込むことではありません。物との丁寧なお別れを通じて、私たちの「徳」を積み、心を整えるきっかけになれば嬉しいです。

物との丁寧な別れが、子供の心を育む

皆さんは、使い古した物を手放すとき、どんな気持ちになりますか? 幼い頃、自分の気に入らない筆箱を雑に扱ってしまった後悔を抱える筆者の方のエピソードは、とても心に響きました。

「ふたが壊れた筆箱を処分するとき、いざゴミ箱に入れるとなると、かわいそうでなかなか捨てられません。もっと大事に使えば良かったなあと、胸がチクッと痛みました。筆箱に『今までありがとう』と言って、ようやく気持ちに区切りがつき処分できました。」(天理時報オンライン『物を生かして使い、感謝の言葉でお別れを – わたしのクローバー』より)

この小さな経験から、その後もずっと「感謝の言葉」でお別れをすることを習慣にされたそうです。その姿勢を見て育ったお子さんが、一つの筆箱を大切に使い続けたエピソードには、思わず目頭が熱くなりました。親の背中は、言葉以上に子供の心にしっかりと届いているのですね。

おやさまの教えから考える「生かす」ということ

物を大切にする心は、私たちの魂を豊かにしてくれます。天理教の教えでは、物との関わり方についてこのように説かれています。

「おやさま(天理教教祖・中山みき様)は、『物は大切にしなされや。生かして使いなされや。すべてが、神様からのお与えものやで』『すたりもの身につくで。いやしいのと違う』と言われました。」(天理時報オンライン『物を生かして使い、感謝の言葉でお非れを – わたしのクローバー』より)

「すたりもの」を大切に使うことは、自分の徳として身につく――この教えを知ると、古いものを買い替える時の罪悪感が、少し違ったものに変わる気がしませんか? それは「物を捨てない」という執着ではなく、「物を生かす」という喜びの積み重ねなのかもしれません。

私はこの記事を読んで、明日から子供と一緒に、捨てる物にも「ありがとう」と声をかけてみようと思いました。たった一言ですが、その積み重ねが、今のあわただしい日常に「陽気ぐらし」の種をまいてくれるような気がしています。

「すたりもの身につく」ということの真意や、教祖が伝えたかった物への眼差しについて、詳しくはぜひ元記事(物を生かして使い、感謝の言葉でお別れを – わたしのクローバー | 天理時報オンライン)はこちらをご覧ください。

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