郡山大教会の雅楽部「郡山雅龍会〈がりょうかい〉」は11月24日、奈良県大和郡山市のやまと郡山城ホールで「雅楽演奏会」(同大教会主催、市教育委員会後援)を開催、多くの聴衆が詰めかけた。
演奏会は2部構成。第1部は、同会メンバーによる催馬楽『更衣〈ころもがえ〉』、管絃平調『三臺塩急〈さんだいのきゅう〉』『陪臚〈ばいろ〉』を披露。さらに、大教会で昨年から月2回開いている「雅楽教室」の生徒も出演して『五常楽急〈ごしょうらくのきゅう〉』を演奏した。
第2部は、雅楽師・東儀秀樹氏の『越殿楽幻想曲』と『午後の汀〈みぎわ〉』の2曲を聞かせた後、舞楽『胡飲酒破〈こんじゅのは〉』では華麗な舞を見せた。
最後に、退出曲『長慶子三度拍子〈ちょうげいしさんどびょうし〉』が流れると、会場から盛大な拍手が送られた。
同会では、これからも雅楽を通じて、地域との交流の輪を広げたいとしている。
〔郡山大教会・今西社友〕