明城大教会(松井龍一郎会長)は11月23日、大阪市の大教会で「たすけ愛フェス」を開催。「互い立て合いたすけあい」のテーマのもと、教内外から約280人が参加した。
この行事は、平成10(1998)年から「たすけあいフェスティバル」として毎年開かれ、模擬店やバザーなどの売上金をカンボジアへの井戸寄贈や災害救援などに活用してきた。また、当初から町内会を中心とした地域住民にも広く協力を呼びかけ、回を重ねてたすけあいの輪が広がった。平成29(2017)年の20回目をもって一時中断したが、2年後の令和元年に「たすけ愛フェス」としてリニューアル。しかし、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、イベント自体の中止を余儀なくされた。
4年ぶりの開催となった今回は、以前より規模を縮小して開催。明城団鼓笛隊のオープニング演奏とともに、待ちわびた参加者が押し寄せた。地元住民の参加も多く見られ、ゲームコーナーでは若い親子連れでにぎわっていた。
友人に誘われて鎌倉市から来場した日本在住のイギリス人、ホール・コートニーさん(78歳)は、「日本舞踊や歌舞伎など日本文化に興味があり、いろいろ学んでいます」と話し、特設ステージで達鳳流の日本舞踊をカメラで撮影していた。
ステージではほかにも大海翔分教会(中河大教会部属)の少年会和太鼓チーム「翔〈かける〉」の演舞、明城バンド(同鼓笛隊OB)の演奏があった。そして最後には明城名物のお楽しみ抽選会で会場のボルテージはさらに盛り上がった。
この日は、採血車による献血活動も行われ、28人が400㎖献血に協力した。
なお、今回の模擬店やバザーなどの売上金は、たすけあい基金として寄付に活用される。
〔明城大教会・森社友〕