ブラジル伝道庁(サンパウロ州バウルー市、村田薫庁長)は7月10日、中田善亮表統領、松田理治海外部長を迎え、創立七十一周年記念祭並びに三代伝道庁長就任奉告祭を執り行った。
創立記念祭を迎えるに当たり、十年の一節として成人の歩みを続けてきた先人に習い、にをいがけ、おたすけを活発に展開して教勢の伸展と教会内容の充実、そして後継者育成を目指して、一手一つに活動を進めてきた。また、同時に、伝道庁の増改築等のふしんにも活発に取り組んできた。
当日は、ブラジル国内3000km離れたアマゾナス州のマナウスや、フオルタレーザ、レシーフエなどの遠隔地からと、サンパウロや、その他の州からは大型バス20台、自家用車等で2000名余りの多くの人が参集した。
祭文奏上後、挨拶に立たれた中田表統領は真柱様のメッセージを代読。その中で、「まず一つには、ぢばと地方を繋ぐパイプ役として、ぢばの理を、管轄する地域へ誤りなく流す(中略)伝道庁は、土地所の布教の拠点であります。親神様のお望みである陽気ぐらしの有様を世に示して、親神様、教祖のお心を伝え、ブラジル国内に教えが根付くよう働きかける」そして、新庁長に対しては、「伝道庁長は、伝道庁の責任者であり、(中略)その立場にふさわしく成人するように努力してもらいたい」。一方参拝者に対しては、「皆さんの所属する教会は異なるが、同じ国に住む教友同士の心のつながりを互いに打ち解けてたすけ合い勇ませ合ってブラジルの進展につとめてもらいたい」と述べられた。
おつとめの後、挨拶に立った村田庁長は「真柱様からのお言葉をしっかり胸に治めて今後の指針とさせて頂きたい、また、記念普請に大勢の真実のお心寄せいただいたお礼と、歴代庁長をはじめ、先人の思いを引き継いで務めたい」と決意を語った。
祭典後は境内地に特設された舞台で慶祝セレモニーが行われ、伝道庁ブラスバンドと少年会ブラジル団鼓笛隊の演奏があり、前庁長夫妻、新庁長夫妻に少年会から花束が贈られ、創立七十一周年記念祭の歌を共々に大合唱して祝典を終えた。