「おふでさき」第10号
冒頭の各項目は『おふでさきのしおり』を参考に記述しています。
1.御執筆開始年月
明治八年六月
2.お歌数
104首
3.特徴
かんろだいつとめに就き詳述
4.要点
①天の与えと月日の自由自在、にほんとから 1~13
②かんろだいつとめによるご守護 14~24
③かんろだいつとめの構成 25~40
④人間創造の元の理をにほんに教える 41~56
⑤人々の心の澄まし方と月日のいさみ 57~67
⑥かんろだいの模様せきこみ 69~70
⑦親神の自由の理と教祖 68・71~78
⑧かんろだい、ぢばとおつとめ 79~86
⑨こふきを作る事と親神のはたらき 87~104
5.内容
第拾号 七十八才老女 明治八年六月
しんぢつの心月日がみさだめて
天よりわたすあたゑなるのわ (10-1)
一寸したる事とハさらにをもうなよ
天よりふかいをもハくがある (10-2)
このはなしどふゆう事であろふなら
からてんぢくも心すまして (10-3)
この心どふしてすます事ならば
月日とびでゝあゝちこゝちと (10-4)
たん/\と月日たいない入こんで
ぢうよぢざいをしてかゝるでな (10-5)
したるならなんぼからやとゆうたとて
にほんのものにこれハかなわん (10-6)
にち/\にみへるところでとくしんせ
なんどきどんなはなしきくやら (10-7)
どのよふなはなしきいてもさきいより
これわ月日のはなしなるのや (10-8)
これからハにほんのものハたん/\と
月日ひきたてこれをみていよ (10-9)
なにもかもどのよな事もみなをしへ
しらん事をハないよふにする (10-10)
にほんにハはしらをたてた事ならば
やまずしなすによハりなきよに (10-11)
いまゝでハからやとゆうてはびかりて
まゝにしていたこんどかやしを (10-12)
このはなしたれにどふせとゆうでなし
月日とびでゝまゝにするなり (10-13)
これまでも月日をしらんものハない
なれとほんもとしりたものなし (10-14)
このたびハどのよな事もしんぢつを
ゆうてきかしてたすけいそぐで (10-15)
このひがらいつころなるとゆうならば
たあのしゆりをしまいしだいに (10-16)
それからハなにかめづらしみちになる
つとめのにんぢうみなよりてくる (10-17)
たん/\とにち/\心いさむでな
なんとやまとハゑらいほふねん (10-18)
にち/\にはやくつとめをせきこめよ
いかなるなんもみなのがれるで (10-19)
とのよふなむつかしくなるやまいでも
つとめ一ぢよてみなたすかるで (10-20)
つとめでもどふゆうつとめするならば
かんろふだいのつとめいちゞよ (10-21)
このたいをどふゆう事にをもうかな
これにいほんのをやであるぞや (10-22)
これさいかまことしんぢつをもうなら
月日みハけてみなひきうける (10-23)
月日よりひきうけするとゆうからわ
せんに一つもちがう事なし (10-24)
このはなしどふゆう事にきいている
かんろふだいのつとめなるのわ (10-25)
一寸したるつとめなるとハをもうなよ
三十六人にんがほしいで (10-26)
そのうちになりものいれて十九人
かぐらづとめの人ぢうほしいで (10-27)
しんぢつに心さだめてしやんせよ
とりつぎの人しかとたのむで (10-28)
このだいをこしらゑよとてたん/\に
月日人ぢうのもよふするなり (10-29)
人ぢうがしかとよりたる事ならば
そのまゝだいもでける事やで (10-30)
このみちハどふゆう事であるならば
月日つとめのてゑをふしへて (10-31)
それよりも月日一れつせかゑぢう
つれてゞたならひとりでけるで (10-32)
これさいかたしかにでけた事ならば
月〃つとめちがう事なし (10-33)
つとめさいちがハんよふになあたなら
天のあたゑもちがう事なし (10-34)
このみちハまことしんぢつむつかしい
みちであるぞやみなしやんせよ (10-35)
この人ぢうどこにあるやらしろまいな
月日みわけてみなひきよせる (10-36)
どのよふなところのものとゆうたとて
月日ぢうよふしてみせるでな (10-37)
だん/\と人ぢうそろふたそのゆへで
しんぢつをみてやくわりをする (10-38)
やくハりもどふゆう事であるならば
かぐら十人あといなりもの (10-39)
これさいかはやくしいかりそろたなら
どんな事でもでけん事なし (10-40)
けふからハだん/\もんくかハるでな
いまゝでしらん事ばかりゆう (10-41)
いまゝでもどのよなみちもあるけれど
月日をしへん事わないぞや (10-42)
月日よりたいてへなにもだん/\と
をしゑてきたる事であれども (10-43)
このたびハまたそのゆへのしらん事
なにもしんぢつみなゆてきかす (10-44)
これまでハからやとゆうてはびかりた
これも月日がをしへきたるで (10-45)
このたびハ月日元ゑとたちかいり
木のねしいかりみなあらハすで (10-46)
このよふの元をしいかりしりたもの
どこのものでもさらにあるまい (10-47)
しんぢつにこの元さいかしいかりと
しりたるならばどこいいたとて (10-48)
このはなしなんとをもふてきいている
これとりつぎにしこみたいのや (10-49)
どのよふな事を月日のをもうにハ
にんけんもとをこれせかゑぢうへ (10-50)
はや/\とこのしんちつを一れつに
しらしたるならはなしハかるで (10-51)
いかほどにはなしをといてきかしても
もとをしらしてをかん事にハ (10-52)
もとさいかしいかりゆうてをいたなら
なにをゆうてもみなきゝハける (10-53)
このよふのぢいと天とハぢつのをや
それよりでけたにんけんである (10-54)
これからハからもにほんもしらん事
ばかりゆうぞやしかときくなり (10-55)
どのよふな事もしらんとゆハんよふ
みな一れつにしこみたいから (10-56)
にち/\に月日の心をもうにわ
をゝくの人のむねのうちをば (10-57)
この心どふしたならばわかるやら
どふどはやくにこれをわけたい (10-58)
せかいぢうしんぢつよりもむねのうち
わかりたならば月日たのしみ (10-59)
それからハ一れつなるのむねのうち
わかりたならば月日それより (10-60)
だん/\とにち/\心いさめかけ
よふきづくめをみなにをしへて (10-61)
せかいぢうをふくの人のむねのうち
みなすましたる事であるなら (10-62)
それよりも月日の心いさみでゝ
どんな事でもみなをしゑるで (10-63)
とのよふな事でも月日しんぢつに
みな一れつにをしゑたいのや (10-64)
しんぢつの心がほしい月日にわ
どんな事でもしこみたいから (10-65)
このはなしなにをしこむとをもうかな
これからさきのよろづみちすじ (10-66)
けふまてハなによの事もみへねども
ひがちかづけばひとりみへるで (10-67)
とのよふな事もやまいとをもうなよ
なにかよろづハ月日ていりや (10-68)
月日よりにち/\心せきこんで
どんなもよふをするやしれんで (10-69)
せきこみもなにの事やらしろまいな
かんろふだいのもよふばかりを (10-70)
にち/\にみのうちさハりついたなら
これハ月日のていりなるかよ (10-71)
だん/\とみすますところせかいぢう
きのどくなからもんくかへたい (10-72)
しやんせよくちでなに事ゆうたとて
たしかなしよこなくばいかんで (10-73)
月日よりたいないよりも入こんで
ぢうよぢざいのさしずしよこや (10-74)
それゆへにいまゝでどこにない事を
ばかりゆううてはじめかけるで (10-75)
いまゝでもない事ばかりゆうのもな
これも月日のみなをしへやで (10-76)
このたびのかんろふたいとゆうのもな
これもいまゝでしらん事やで (10-77)
どのよふな事をゆうのもみな月日
しらん事をばをしゑたいから (10-78)
このやしきかんろふだいをすへるのハ
にんけんはじめかけたしよこふ (10-79)
なに事もみなこのとふりはちめかけ
せかいぢううの心すまする (10-80)
にち/\になんでもせかい一れつを
いさめるもよふばかりするぞや (10-81)
だん/\とせかいの心いさむなら
りうけもろともみないさみでる (10-82)
この心どふしていさむ事ならば
月日にんそくつれてゞるぞや (10-83)
それまでにあゝちこふちとどのよふな
はなしだん/\みなきくであろ (10-84)
どのよふなはなしきくのもみなさきい
ゆうてあるぞやしやんしてみよ (10-85)
月日にハなにをだん/\ゆハれると
をもうてあろをさきのたのしみ (10-86)
なに事も月日の心をもうにわ
にほんにこふきほしい事から (10-87)
にほんにもこふきをたしかこしらへて
それひろめたらからハまゝなり (10-88)
このはなしなんとをもふてみなのもの
にほんのものハみなわが事や (10-89)
それしらずなんとをもふて上たるハ
むねがわからん月日さんねん (10-90)
このところどのよなこふきしたるとも
これハにほんのたからなるぞや (10-91)
一れつの心さだめてしやんせよ
はやくこふきをまつよふにせよ (10-92)
しんぢつのこふきがでけた事ならば
どんな事でも月日ひろめる (10-93)
月日よりひろめをするとゆうたとて
みなの心ハしよちでけまい (10-94)
それゆへにとりつきよりにしいかりと
たのみをくからしよちしていよ (10-95)
このひがらこくけんきたる事ならば
なんどき月日どこいゝくやら (10-96)
にち/\にとりつぎの人しいかりと
心しづめてはやくかゝれよ (10-97)
このみちハどふゆう事にみなのもの
をもているやら一寸にわからん (10-98)
月日にハなんでもかでもしんぢつを
心しいかりとふりぬけるで (10-99)
このみちを上ゑぬけたる事ならば
ぢうよぢざいのはたらきをする (10-100)
月日よりこのはたらきをしかけたら
いかなこふてきたるとゆうても (10-101)
心よりしんぢつハかりすみきりて
とんな事でもをやにもたれる (10-102)
このさきハせかへぢううハどこまでも
よふきづくめにみなしてかゝる (10-103)
たん/\とこのみちすじのよふたいハ
みなハが事とをもてしやんせ (10-104)