【天理教の教え】何のために天理教は始まったの?「立教の意義」と三つのいんねん

はじめに:天理教が始まった日とその目的

天理教は、天保九年十月二十六日に始まりました

では、なぜその日でなければならなかったのでしょうか。また、何のために天理教は開かれたのでしょうか。今回は、天理教における「立教の意義」について分かりやすく解説します。

天理教が何のために始まったのか。それは、親神天理王命が、教祖中山みきの口を通して仰せになった初の言葉にすべて集約されています

「我は元の神・実の神である。この屋敷にいんねんあり。このたび、世界一れつをたすけるために天降った。みきを神のやしろに貰い受けたい。」

この短いお言葉の中に込められた意味を、一つずつ順番に紐解いていきましょう。


1. 「我は元の神・実の神である」:親神様の自己紹介

これは、親神様の自己紹介とも言えるお言葉です。

「元の神・実の神」とは、この世の人間を造り、古も今も変ることなく、人間の身上や生活を守護している真実の神であるということです 。つまり、この世を創めたばかりではなく、私たちが今生きるために必要なものすべてをご準備し、守護してくださっている神様だという意味です。

2. 「この屋敷にいんねんあり」:立教の三いんねん

「いんねん」とは、根本的な理由や縁のことです。このお言葉には、天理教がその時、その場所、その人でなければならなかった「三つのいんねん(人と所と時とに関するいんねん)」が集約されています

いんねんの名称意味合い
教祖魂のいんねん教祖が、人間創造の母胎としての魂のいんねんを持っておられるということ
やしきのいんねんその場所(現在の奈良県天理市にあるぢば)が、人間を宿し込んだいんねんのある元のやしきであるということ
旬刻限の理初に産みおろした子数の年限が経った暁には、元のやしきに連れ帰り、神として拝をさせようという、元初りの約束の時(年限)が到来したということ

このように、教祖(おやさま)の魂、元のやしき(場所)、そして約束の年限(時)という三つの条件が揃ったのが、天保九年十月二十六日だったのです

3. 「このたび、世界一れつをたすけるために天降った」:立教の最大の目的

これこそが、天理教が始められた最大の目的であり、意義です。

親神様は、一れつの人間に「陽気ぐらし」をさせたいという親心から、たすけ一条の道を教えるために表に現れられました 。つまり、世界中の人々すべてを救い、共に喜び楽しむ「陽気ぐらし」の世へと立て替えるために天降ってくださったのです

4. 「みきを神のやしろに貰い受けたい」:生身の人間を通しての教え

「神のやしろ(社)」といえば、一般的には神社などにある建物を想像するかもしれません。しかし親神様は、教祖をやしろとして表に現れられました

言葉を発しない石や木ではなく、中山みきという生身の人間を月日のやしろとし、その口を通して、よろづいさいの真実をいさい説き聴かされたのです


まとめ:陽気ぐらしの実現へ向けて

親神様は、人間世界を創めた時の約束に基づき、時が来たため、教祖をやしろとして表に現れられました

最後にもう一度、立教の宣言である親神様の初めてのお言葉を振り返りましょう。

「我は元の神・実の神である。この屋敷にいんねんあり。このたび、世界一れつをたすけるために天降った。みきを神のやしろに貰い受けたい。」

このお言葉の通り、天理教は私たち人間すべてがたすかり、陽気ぐらしの世を実現するために始まったのです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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