明治二十七年十一月十七日夜
昼のおさしづにより夜深教長外五名にて御願

さあ/\だん/\話尋ね掛ける処、尋ねにゃなろまい。尋ねにゃ分からん/\。尋ねにゃすっきり分からせん。又中に一つさしづすれば、そのまゝ直ぐに分かる事もある。世界にも障らん、何処にも障らんと言う。何処からでも同じ事、これから話し掛ける。これ長い/\、幾日経つ。もう起きるか/\。又候大層時姿を眺め/\、運ぶ処一時道分からん。追々話する。するなら、夜深の話、聞かねば分からん。どうでも聞かにゃなろまい。だん/\前々諭したる。何日も/\なあ/\、すうきり止まりたらどうもならん。一時今日に言うやない。これまでさしづしてある。失うて了えばどうもならん。何年後にこう/\写してある。紙を調べてみよ。皆分かる。長い話になるなれど、留まる処、たゞ一つに留まる。もう今日であろか/\、待ち待ち待ちて居る。もう昼からなりたら、どうであろうかと言う。だん/\身が重なる。言うだけはあっちゃ分からん。前々諭したる処、万事大方留まり、治めてくれた処、受け取りてある。たゞ一つ分からん。建家すっきり分からん。一つこうしてこうと答えてみよ。たゞ一つ答というは、何のためである。これ大望の建家、何のため、一度戻りてすっ込んで居たは、何のため。一つの辛抱と言う。堪忍運んだこそ、理治まりたる。治まらねば、姿も無くば何もあらせん。さあ/\事情席という、席一条の理になりたる。答というは、分からねば分からん。長い事分からせん。世界盛大、天理教盛大、たゞ一つ元出してみよ。この建家席のまゝにならせん。席のまゝにならんというは、どういう事。皆それ/\及び付けたら分かる。建家一軒でよいと言う。出してある。分かりそうなもの。ぐるり囲うて楽しまし、どうも反古にさせようまい。こら末代の楽しみにせにゃならん。一つ答えてみるがよい。道の無い事は答える事出けやせん。席の物であると思えば答えるがよし、席の物でなしと思えば答えるに及ばん。建家何処へもやるやなし、持って行くやなし、末代同じ所にあるのや。結構や/\。人間一代に出世は分からんものやなあ。これは天のあたゑと取らにゃならん。何と思てるか/\。あちらへ立ち還える、こちらへ立ち還える。どういう事に取りてるか、どういう事に思てるぞ。
この建家を本席の名前に替える事願
さあ/\名前を付けて貰いたい事はない。名前はどうでもよい。席の事情、席の物で、一代の物やない。こうして後の伝え/\、後へ結んだる。あんな心にどういうものでなりた。口説き分からん。あら/\話すれど分からん。建家席のもの、後、席建家と定めてくれ。こんな物は何でもない。西の宅どうしたもの。子供三人伏せ込んだる。ほんの言葉変わるだけで治めてくれにゃなろまい。そこで分かりて来る。住家もう一軒建てゝくれ。名前は要らせん。心変わりたら、何にもならん。
道具々々と言うて皆褒める。道具は皆並べてある。道具は誰の道具でもない。心定まりたら皆我がもの。棟分かれたる。あれでこそと言う。一名こうと言う事結構なもの。どれだけのこうのうと思てはならん。小さい事思てはならん。年限だん/\重なれば、八町四方に成る事分からん。この道誰に大儀してくれと言うたでなし、どうしてくれと頼んだでなし、誰に賛成してくれと言うたて出けやせん。皆あたゑ無しに出けやせん。あちら眺めば兄弟、こちら眺めば兄弟。皆心あれば皆治まりて来る。
さあ/\分かりたら分かりたと一つ答え。会議の上やと言うや、会議の上と答えてくれ。談示ばかりありゃせん。皆寄り集まりてのこの道、この道は最初怖わい道恐ろしい道、誰も寄り付く者無し。それより一つ/\洗い切り、三年千日の辛抱、三年辛抱の道通れば、誰に遠慮気兼は無い。三年千日どころやあるまい。皆分かりある。皆それ/\何処へ行たとて行くとて、案じ/\出る。出るは皆何で都合よう行たる。前に印打ちてある。三年の理を見よ。印打ちて分かりてある。書き落ちありてはなろうまい。書き落ちなりてなろうまい。さあ/\分かりたら分かりたと一つ答え。会議の上やと言うや、会議の上と答えてくれ。談示ばかりありゃせん。皆寄り集まりてのこの道、この道は最初怖わい道恐ろしい道、誰も寄り付く者無し。それより一つ/\洗い切り、三年千日の辛抱、三年辛抱の道通れば、誰に遠慮気兼は無い。三年千日どころやあるまい。皆分かりある。皆それ/\何処へ行たとて行くとて、案じ/\出る。出るは皆何で都合よう行たる。前に印打ちてある。三年の理を見よ。印打ちて分かりてある。書き落ちありてはなろうまい。書き落ちなりてなろうまい。
押して、政甚こちらへ治めて貰ろて、あちらもこちらも続くよう、又もう一軒建てると申し上げ
さあ/\まあ/\これ暫く席踏ん張らにゃならん。長く踏ん張れ、八町四方踏み踏ん張ればヽヽヽ、そこで建てゝある。あれは兄弟長女、その後もう一軒というは次の者、後末子と言う。末子はこれ聞いて居る。これ一名主と言う。これ分からにゃならん。もう、これだけこうして楽のようにして、席隠れたげなと言えば満足。左無くば席のあと集会場所、寄り合い場所と言うて聞き損うて、あちらこちら踏み損いと言うて運ばにゃならんようになる。さしづ通りすれば不足は一つもあらせん。世界寄り合うたる話聞き、楽しんで連れて席十分通りたる。すれば台もあたゑと言う。何も思やせん。何軒あたゑ今の処難しい。難しいなれど、神がして行けばどんな事もして行く。心間違いありてはならん。ぢばに間違いありては、何ぼうとも分からん。これ一つ話して置く。さあ/\まあ/\これ暫く席踏ん張らにゃならん。長く踏ん張れ、八町四方踏み踏ん張ればヽヽヽ、そこで建てゝある。あれは兄弟長女、その後もう一軒というは次の者、後末子と言う。末子はこれ聞いて居る。これ一名主と言う。これ分からにゃならん。もう、これだけこうして楽のようにして、席隠れたげなと言えば満足。左無くば席のあと集会場所、寄り合い場所と言うて聞き損うて、あちらこちら踏み損いと言うて運ばにゃならんようになる。さしづ通りすれば不足は一つもあらせん。世界寄り合うたる話聞き、楽しんで連れて席十分通りたる。すれば台もあたゑと言う。何も思やせん。何軒あたゑ今の処難しい。難しいなれど、神がして行けばどんな事もして行く。心間違いありてはならん。ぢばに間違いありては、何ぼうとも分からん。これ一つ話して置く。
押して
さあ/\今にどうとは言わん。聞き分けたらどうでも知れたるもの、建てにゃならん。どうでも建てにゃ分からん。いつの間に出けたぞいなあと言わんならん程に。あら/\受け取ったと言うたら、何も間違うてはならん。あちら眺めさし、こちら眺めさし、多くの中にこんな事聞かしては善い事やない。そこで夜深と言う。親いや/\ヽヽヽ勇んでくれ/\。長い間休んで居る。今日であろうか、明日はもう一日待ちて居る処、楽しましてくれ。身上日々弱るように思うてるなれど、もう何日という処まで知らし置く。実を治めば実を知らす。楽しんで来れば日々治まる。あれだけ十分と思えば、皆間違う。間違いの理が栄えたらどうもならん。楽しみ治めば何処までも楽します。さあ/\今にどうとは言わん。聞き分けたらどうでも知れたるもの、建てにゃならん。どうでも建てにゃ分からん。いつの間に出けたぞいなあと言わんならん程に。あら/\受け取ったと言うたら、何も間違うてはならん。あちら眺めさし、こちら眺めさし、多くの中にこんな事聞かしては善い事やない。そこで夜深と言う。親いや/\ヽヽヽ勇んでくれ/\。長い間休んで居る。今日であろうか、明日はもう一日待ちて居る処、楽しましてくれ。身上日々弱るように思うてるなれど、もう何日という処まで知らし置く。実を治めば実を知らす。楽しんで来れば日々治まる。あれだけ十分と思えば、皆間違う。間違いの理が栄えたらどうもならん。楽しみ治めば何処までも楽します。

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