54.心で弾け

飯降よしゑは、明治十年十二才の時から三年間、教祖から直き直き三味線をお教え頂いたが、その間いろいろと心がけをお仕込み頂いた。教祖は、「どうでも、道具は揃えにゃあかんで。」「稽古出来てなければ、道具の前に坐って、心で弾け。その心を受け取る。」「よっしゃんえ、三味線の糸、三、二と弾いてみ。一ッと鳴るやろが。そうして、稽古するのや。」と。

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