116.自分一人で

教祖のお話を聞かせてもらうのに、「一つ、お話を聞かしてもらいに行こうやないか。」などと、居合せた人々が、二、三人連れを誘うて行くと、教祖は決して快くお話し下さらないのが、常であった。「真実に聞かしてもらう気なら、人を相手にせずに、自分一人で、本心から聞かしてもらいにおいで。」と、仰せられ、一人で伺うと、諄々とお話をお聞かせ下され、尚その上に、「何んでも、分からんところがあれば、お尋ね。」と、仰せ下され、いともねんごろにお仕込み下された。

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