明治二十二年十月二十九日(陰暦十月六日)
檪枝の堀内与蔵村田方へ入込みの願
さあ/\尋ねるであろう/\。さあ/\さあ/\尋ねるであろう。事情以て尋ね掛ける。古き諭しの事情、何か聞き分け。どういう事聞く。一時どうせ、どうすか、これ言わん。だん/\事情、古き事情から一時一つの理という。何かの処聞き分け。日々という、よく聞け。一軒の内、何名心の理さいあれば、何人一軒の内にとって、一名心分からにゃ何にも分からん。神一条の理を以て治めるなら、古き親という。そのまゝ存命、そのまゝ置きたる処、前々先々の処安心、古きの処安心。一致理を集める。そうすればこう、日々、月々、年々一つ心を治めるなら、どんな事でも治まらんやない。一時どうとも言わん。時々急がしき用、急がし理を計れば、都合じゃな。よく聞き分けてくれるよう。