明治二十二年十月二十三日
梅谷四郎兵衞身上願
さあ/\どんなとこから何を尋ねに来るや分からん。どんな事尋ねに来るや分からん。所に一つという。一つ治まる。長い/\話、どうもならん。どんな者も見て、一つ聞こうか、善き事ならば同じ事、一つの理に、理に花咲かそ。皆めん/\の理によって、隠し包みは要らん。長らえての道、一つ長らえての道、難しい事を言うた処が分かりゃせん。世界の中一つの理、同じ一つの理、これだけ成程々々からその日経つ、大分年限経つ。あちらの国へ一寸、こちらの国へ一寸分かり、年限の事情分かり来る。日々の処万事一つの心に持って、どっからどんな者が尋ねに来ても、おめも恐れもするのやない。分からん人間と言うてある。人間治まり来る道は、話掛けたる道、とんと分かり難ない。吉き日も、どんな日もある。日々一寸ほんに成程道説いたら、話をするがよい。