明治二十二年九月十九日(陰暦八月二十五日)
前夜飯降さと、よしゑの事情より両名直にさんげの際御話あり
さあ/\罪々聞かすやない。心いずむ。神が乗らん。席という、一日の心、一日の日、神が踏ん張る処、罪という罪すっきり聞かさんよう。一つの心という、神じゃない、心人間心に映してある。罪聞かしてどうなるとも計り難ない。思やん思てみよ。僅かいんねん、僅か治まり、雑言悪を馳すと言う。一度は許そ。後一つ心許さん。さあ/\席詰んだる/\。心置き無う席を勤めてくれるよう。