明治二十二年七月二十五日(陰暦六月二十八日)
梅谷四郎兵衞小人たか十才歯痛に付願
(宮川の隠居に梅谷住居せし時、分教会創立事件に付、梅谷社長と嶋文助ともめし時)さあ/\尋ねる処、尋ねる事情には、一つよう聞き分け。身上に事情ある。幾重思案しても、どれだけ思案すれども、速やかならん。これまで長らくの功、だん/\尽したる処、重々の理を治めたる処あれども、速やかならんと思うやろう。一日に事情を、一つ事情治まれば、又一つ事情替わり/\の事情ある。思う一つの心という、治め掛けたる一つの事情、十分に治めよ/\/\。十分に鎮まれ/\/\。十分に治まって十分という。鎮まって十分という。何かの処聞き分けてくれるよう。