明治二十二年七月十七日
諸井その、十四日より左の手足しびれ、自由叶わざるに付願
さあ/\身上一つ尋ね聞き分け。さあ/\身は大変、一時大層一つ心、一寸自由何か聞き分け。成る成らん一時身、一つ心、案じ一つ理で深き事情、一つの事情何も又一つ事情あれば、銘々一つ道の理、さあ/\一年は一年、年々何かの理も、これこそこれは案じ一つ理心得ん。案じ何でも踏ん張る。救けねばならん。一寸分からん。一つの理、一時さあ/\よう聞け。身不足道の事情、一時成るとは思うな。一時成るでない。救けねばならん。案じばかりである。踏ん張る、何でも踏ん張る。間違いで一時成ると思う心分からん。大層々々頼り一つの理を待つ。