明治二十二年三月二十一日午後五時
本席身上御障りに付願

さあ/\/\しっかり、さあ/\聞かそ/\。どういう事、さあ/\この所このやしき/\、さあ/\/\/\もうこれ早く聞き取ってくれ。余の儀外儀は言うまでやない。世界は早く/\と言うて寄り来る。さあ/\世界はどんな事もやってみる/\/\。どんな事をしたとて分かりゃせん/\。さあ/\これまでの道、年明ける/\、三年の年明ける。一寸明けたら通れるように成ってある。これまでの難しい処は、今はまあ通りよいように成った。遠くにもあれば、近くにもある。さあさあ道の中、道さえ分かりさえすれば、不自由しようにも不自由は出けん。これ皆筆に知らしたる処、紙に書いたものを持って居てさえ分かりゃせんから、一度や二度で聞いたとて分からん筈や。
さあ/\日々席をする/\と言う。これまでにもくどうに説いたる処、どんな事でも皆受け取る。思うよう。そこでめん/\、前々の席が難しい事は無いのやで。どんな事でも受け取ると言うて諭しあるといえども、さあ/\日々取次の席の掛かり、一つの諭しは難しのやで。今の道に何ぼ程面目や分からんで。さあ/\古き事を、めん/\年々の理が積もれば皆分かり来る。今日も一つの道、夜も又一つの道、あの者は放って置け、この者なれば捜してなりと言う、これが第一いかんで。

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