明治二十二年二月二十八日(陰暦正月二十九日)
増野正兵衞歯浮きしに付伺

さあ/\身上という、心得ん理を尋ねる。どういう、速やかどういう事、日々案じる理は無い。これを聞き分け。どれだけよう聞いてくれ。身上心得ん、一寸どういう理思う。なれどなか/\遠く速やか、一つ運び、一つ道十分理も分かり来る。一つ心と心と心にある。一名はこう思えど、一名はこうなれど、一時に治まる。めんめん身上心得んと思うでない。掛かりは遠くの者は日々尽す処、十分理に受け取る。身上案じは無い。成程に心を治めてくれるよう。

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