明治二十一年頃十二月九日
中井宗七身上願

さあ/\何かの処聞き分けてくれ。道理であろ。大抵尽す。どういう理も運び、一寸心得ん。どういう理を尋ねる。よう聞き分け。通る道自由、身の処発散。どういう事も聞いてくれ。日々年々通る。何の不自由無く、十分理十分あたゑ。一寸身に心得ん理、よう聞き分けてくれねば分からん。身はかりもの聞いて、聞き伝え、まあ十分理諭す処、十分身の処どういうものあろ。よう聞け。どうせにゃならん、こうせにゃならんとは言わん。見分け聞き分け、速やかたんのう。この理誠一つたんのう一寸出来るものでない。身の処不自由たんのう。よう聞き分けて、成程身の処たんのう理が分かる。一つ/\理は世界にある。二度三度伝え。これもよう成ったな、日々一度思う理は分かる。直ぐに分かる。又々一つ理を尋ねるがよい。

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