明治二十一年十二月十四日午前八時
植谷吉治郎五十九才(斯道会二十一号)

さあ/\だん/\の返やし/\の席、又改めて一つの席、前々の席も一日の席も皆同んなし一つの理や。一日の日の席は生涯一つの理を諭す。難し事は言わん。人間というものは、身はかりもの心一つ我がもの。どんな心も受け取る。自由自在の理を聞き分け。常に誠の理を自由自在、常に誠の理を。世界成程の内や、成程の人やなあと言う。常に誠が天の理や。天の理いなら、直ぐと受け取る直ぐと返やす。これよりさづけ/\、あしきはらいたすけたまへ天理王命、と、これ三遍唱えて又三遍々々々三々々の理を授けよ。しいかり受け取れ、さあ/\受け取れ。

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