明治二十年三月二十七八日(陰暦三月三四日)頃
増野正兵衞身上障りに付伺
さあ/\身障り、だん/\先ず一つ、いつ/\いつまで楽という。月すがら日すがら、身のあれこれ皆んな今までというは、十のものなら八つ、僅かの違い付かん、纏める。聞いて居る者も聞かん者も、これが一つ丹精。楽しみ無くばならん。これこそ先ず生涯、楽しみ一日、早く渡したい。先ず/\一時の処、席と定め、席の尋ねからしっかり堅めて、神の方には一つ思案。一つこれでたんのう。席は今までゝ一つ違わん。あと言う。
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さあ/\身障り、だん/\先ず一つ、いつ/\いつまで楽という。月すがら日すがら、身のあれこれ皆んな今までというは、十のものなら八つ、僅かの違い付かん、纏める。聞いて居る者も聞かん者も、これが一つ丹精。楽しみ無くばならん。これこそ先ず生涯、楽しみ一日、早く渡したい。先ず/\一時の処、席と定め、席の尋ねからしっかり堅めて、神の方には一つ思案。一つこれでたんのう。席は今までゝ一つ違わん。あと言う。